様々な企業の詰め合わせである投資信託を購入・運用する上では、投資信託を構成している企業の状況、為替状況などを知っておく必要があります。
それらの情報をわかりやすく取得できる便利なブラウザツールをご紹介します。
S&P500 map
S&P500とは米国株式市場の株価指数のひとつで、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している代表的な500銘柄の時価総額を元に算出される株価指数です。
このS&P500はアメリカの株式市場の時価総額の8割をカバーしていることから、アメリカの市場動向を把握する上で非常に重要な指標と捉えられています。
紹介しているS&P500 mapは、S&P500を構成する500銘柄の株価変動率を表したヒートマップとなります。
それぞれのブロックは下記の内容がひと目で視覚的に分かるため、投資信託の構成要素の把握に大変便利です。
- 表示サイズ:その企業の時価総額
- 色:左窓で設定した期間・条件で、どれだけ株価が上昇・下降したか
S&P500系の投資信託を購入している場合、ここをチェックしておくと毎日発表されるS&P500値の根拠となっている個別の細かな数値や動向を確認できます。
–> S&P500 map へ
為替どっとコム
S&P500系投資信託は、いわば米国企業株の幕の内弁当です。
米国企業の株なので、毎日発表される基準価額はその日のドル円為替に影響を受けます。
具体的な影響は下記の通りになります
- 円安ドル高の場合:価額は上昇方向に作用
- 円高ドル安の場合:価額は下降方向に作用
為替どっとコムでは、ドルだけでなく、ユーロ、元、豪ドル等々、様々な為替の速報やニュースを確認できて便利です。
–> 為替どっとコムへ
Bloomberg
毎日のS&P500値の動きは、Bloombergでのチェックが最も見易く便利です。
S&P500系投資信託の基準価額は1日1回の発表ですが、その元となっているS&P500値は刻一刻と動いています。
–> Bloomberg
表示期間レンジを変えれば、最短5分刻みまでクローズアップしてその変動の様子を細かく確認することができます。
S&P500系投資信託を運用する際は必須のサイトですので、ブックマークしておくことをおすすめします。
S&P500系投資信託は日本時間で毎夜11時ころに公式発表されますが、“S&P500系投資信託価額予測”では公式発表の半日ほど前に価額を知ることができます。
金融庁 資産運用シュミレーション
金融庁が提供する資産運用シュミレーターです。
例えば、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、過去の成績から想定利回り5%ほどが期待できますが、それを前提に下記のような設定をした場合、
■毎月の積立額:33,333円
■想定利回り:5%
■積立期間:20年
最終積立金額は1,370万円(内、収益は570万円)と出ます。
「これからどんな銘柄を買っていこうか」、「将来的な資産運用計画はどうしていこうか」、等を考える際に大変参考になります。
このサイトも多くの活用機会があると思いますので、ブックマークをおすすめします。
まとめ
今回紹介した4ツール&サイトは、すべて投資信託運用時の基本的な情報を提供してくれる便利なサイトです。
- S&P500 map
- 為替どっとコム
- Bloomberg
- 金融庁 資産運用シュミレーション
それぞれ上手く活用し、効率的な資産運用を行っていきましょう!
投資信託価額予測の活用方法
毎日更新している[S&P500系投資信託の価額予測]の効果的な活用方法もまとめています。
実例も踏まえて解説していますので、併せてご参照ください。