ドル円仲値の再公示されると困る!【仕組み解説】

ドル円仲値再公示されると困る

「ドル円仲値の再公示」が行われると困る!

なぜ困るかと言うと、毎営業日の朝に基準価額の予測をやっている本サイトのようなサービスにとっては、正確な基準価額が掴みづらくなってしまうためです。

[ドル円仲値の再公示]とは簡単に言うと

はっぱ太郎
[朝]今日のドル円仲値は100円です!

と発表後、あることが原因で

はっぱ太郎
[夕方]やっぱり110円に変えるっす!

と同日中にドル円仲値を変更されてしまうこと、それが「ドル円仲値の再公示」です。

ドル円仲値の再公示(やっぱ仲値変えるっす)が行われると、投資信託の基準価額がその日の内に変動し、その結果、朝に行った予測発表と夜に確定される実際の価額との間に大きな差が生じる可能性が出てくるということです。

朝発表された基準価額予測を参考に投資信託の買い増し等を行った場合、計画とズレてしまう可能性があり困ってしまいます。

しかしドル円仲値の再公示が何なのかをサラリと知っておけば、再公示が起こった際も慌てずに基準価額予測を活用することができます

本記事では、ドル円仲値再公示の中身と対策法、を簡単に解説していきます!

通常時の基準価額予測の流れと、ドル円仲値再公示時の流れの違い

本サイトでは「S&P500系投資信託」の基準価額予測を行っていますので、「S&P500系投資信託」の予測に絞って流れを説明します。

通常時の基準価額予測の流れと、ドル円仲値再公示時の流れの違いは、下表の通りになります。

通常の価額予測の流れ
10:00~11:00頃
予測価額を発表
S&P500値など、予測価額を算出するのに必要な数値がこの時点で揃うため、その数値をもとに予測価額を発表します。
23:00頃
その日の投資信託の価額が公式に発表される
投資信託の運用会社は毎営業日この時間に投資信託の価額を発表します。

ドル円仲値再公示時の流れ
10:00~11:00頃
予測価額を発表
通常時と同様に、この時間にS&P500値などの予測価額を算出するのに必要な数値が揃うため、その数値をもとに予測価額を発表します。この時点ではドル円仲値の再公示が起こることに気づいていません。
15:00-16:00頃
ドル円仲値の再公示が発表される。
外国為替市場によってその日の朝に発表されたドル円仲値を訂正することが発表されると共に、新たに決められたドル円仲値が発表されます。
23:00頃
その日の投資信託の価額が公式に発表される
投資信託の運用会社は、新たなドル円仲値を用いて算出された投資信託の価額を発表します。

「ドル円仲値の再公示」は15時~16時ころに行われるため、「ドル円仲値の再公示」を注視していないと予測価額と公式に発表された価額の間に大きな開きが出てしまう可能性が出てきます。

2024年から始まる新NISAで資産倍増を狙ってる貴方にとって、ドル円仲値の変動は大きな影響を与えるかもしれません。しっかり知識武装して、防御力と攻撃力の両方をアップさせましょう!

そして本記事では「ドル円仲値再公示のタイミング」や「過去の事例」等を踏まえた内容を解説していきます。

「ドル円仲値の再公示」はどんなタイミングで起こるのか。

どのくらいのドルを何円で交換するかが「為替レート」ですが、株価の急激な変動や大量の注文が発生した場合、この為替レートが正しい値段からずれてしまうことがあります。

為替レートを再計算して正しい値段に戻すことで、市場を公正に保つための仕組みが「ドル円仲値の再公示」になります。正しい為替レートを再公示することで、市場参加者たちは正確なレートを利用することができます。

ですので、「ドル円仲値の再公示」は株価の急激な変動や大量の注文が発生した場合に限り起こる、ということになります。

過去に起こった「ドル円仲値の再公示」は?

過去に再公示が起こった日は下表の通りです。

下表のように過去13年で11回しか起こっていないレアな現象なので、実際に起こった時に何も知らずにいるとビックリしてしまいます。

ドル円仲値再公示が起こった日

2023年1月18日

2022年12月20日

2020年3月9日

2016年11月9日

2016年6月24日(2度目)

2016年6月24日(1度目)

2016年4月28日

2016年1月29日

2011年10月31日

2011年8月4日

2010年9月15日

本記事執筆時の2023年夏の直近でドル円仲値再公示が起こったのは、2023年1月と2022年12月です。その時にドル円仲値がどのくらい変化し、その結果どのくらい基準価額が変わったのかを下表にまとめました。

調べた基準価額はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。

2023年1月18日10時時点再公示後
ドル円仲値128.88円131.04円2円16銭
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)基準価額18,170円18,466円296円

2023年1月18日は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額が296円も変更されることとなりました。

2022年12月20日10時時点(予測価額)再公示後(予測価額)
ドル円仲値137.35円134.54円2円81銭
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)基準価額18,506円18,122円384円

そして1つ前の2022年12月20日は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額が384円も変更されることになりました。

これだけ大きな価額の変更は、投資信託の買い増し計画に影響を及ぼしかねません。再公示が行われたことを知らずにいたら困ってしまいます。

「ドル円仲値の再公示」が行われる理由は?

日本銀行が公表する仲値は、外貨と円の売買における基準となるレートであり、日本銀行が参加する市場において基準となるレートのため、外国為替取引をする際に用いられます。

再公示が行われることで、より正確なレートを提供することができ、取引者にとってもより信頼性の高い取引が行えるようになります。

以上のように、ドル円仲値の再公示は、外国為替取引において使用される基準レートである仲値をより正確に設定するために行われます

「ドル円仲値の再公示」は何時頃に行われるのか。

再公示は滅多に行われませんが、行われた場合は凡そ15時〜16時ころになることが多いです。

本サイト“はっぱブ”では仲値の再公示が起こった場合、自動的に通知される仕組みをセッティングしています。ドル円仲値の再公示があった場合は即座に投資信託-価額予測に反映させていきますので、サイトをチェックしてください。

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