当サイトではほぼ毎日、S&P500をベースとした投資信託の価額の予測を行っています。
この記事では、投資信託の基準価額予測の活用することにより「より効率的に資産を増やせるスポット購入のやり方」を紹介していきます。
「価額予測とは何か」「価額予測活用時の注意点やリスク」といった点にも触れつつ、下記のような内容がわかる構成になっています。
- 投資信託の価額予測ってなに?
- 価額が事前に分かっていることで得られるメリット
- どんなタイミングで投資信託を買えばお得?
- 実際の価額予測の活用例
上図のようなタイミングで購入できればお得になるけど、どうやったら良いの?という事のヒントを提供できるかと思います。
“S&P500系投資信託の価額予測“ってなに?
まずS&P500とは何なのかですが、これはニューヨーク証券取引所等に上場している代表的な500社の銘柄の時価総額を元に算出される株価指数のことです。
アップル、Amazon、meta、Google等々の米国ジャイアント企業500社の株価に連動した指数ということになります。これらのアメリカ企業の株価が上がればS&P500値も上がり、これらの株価が下がればS&P500値も下がる、という値です。
そのS&P500値をベースにした投資信託の1つが、当サイトで予測している銘柄の1つであるemaxis slim米国株式(S&P500)です。
S&P500系投資信託の価額予測って?
上述の通りにS&P500投資信託とは、米国企業の株価に連動した投資信託です。
日本時間が米国より14時間進んでいることを活用することで、[投資信託の価額予測]では公式発表の半日程前に価額の予測&発表が可能となっています。
投資信託の価額はS&P500値とドル円為替によって算出されているため、その2つの値さえ分かれば、計算によって事前に「次の価額」が予測できます。
公式発表の12時間程前にS&P500系投資信託の価額を予測しているのが、S&P500系投資信託の価額予測になります。
その予測結果をツイッターや当サイトで発表しています。
フォローしていただけたら、毎日更新する活力になりますので是非よろしくお願いします!★
価額が事前に分かっていることで得られるメリット
メリットはズバリ「安く購入できる可能性があるので、その分の利益を増やせる可能性がある」という点です。
投資信託の価額は毎日上下していますが、当然「下がった」時に買う事ができれば、売る時の利益が大きくなるということです。
投資信託は「コツコツ買い溜めて、長期運用する」が最適解です。
その上で
- 保有口数を効率的に増やす
- 平均取得価額を下げる
を行うことができれば、運用を終了させ売却する際の利益が大きくなります。
長期的な視点がとっても大事!
「安く買い増して口数保有数を増す」、というコンセプトは「米国経済=S&P500値が将来的に成長し続ける」という展望を前提にしています。未来は誰にも分かりませんが、どうやってその長期視点を培うかは下記のジェイエル・コリンズの著作「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」が大変ためになります。注意事項-購入時の価額と約定日の関係
ただしS&P500系のような海外投資信託は、希望した価額で買うことはできないので購入タイミングには注意が必要です。
通常の買い物のように、いま目の前にぶら下がっている値札の額で購入することはできない。ということになります。
まず、基本的に投資信託の価額は1日に1回だけ変動します。
そして、海外投資信託の場合、購入注文を入れた日(15時前)の翌営業日の価額が購入価額となります。
[引用]楽天証券「基準価額が決定するタイミングは?」
購入タイミングと取得価額の例
例えば購入タイミングと、取得価額の関係は下表のようになります。
日付 | 価額(1日1回変動) | 行動 |
---|---|---|
10月1日 | 1000円 | 買わずに静観 |
10月2日 | 800円 | 「下がったから買おう!」→購入注文を入れる(15時前) |
10月3日 | 900円 | 購入価額はこの日の価額の900円 |
10月4日 | 1050円 | もし10/2の注文が15時を過ぎた場合、この日の価額で購入 |
上表のように基準価額が大きく3桁円下がるという予測を得られている場合、もし次の日が3桁円上がったとしても安く買い増すことができる可能性があります。
[!注意!] 15時を過ぎてから購入注文を入れると、翌々営業日の価額での購入となります。
S&P500系の投資信託の基準価額は、その日の夜11時頃に公式発表されます。
その公式発表を見てから購入注文を入れた場合、「翌々営業日の価額」で買うことになります。
その点で、半日早く価額を知ることができれば、より希望額に近い価額で取得できるというわけです。
価額予測の活用方法 [実例]
実際に行ったemaxis slim米国株式(S&P500)の予測価額と購入行動を例に、活用方法をご紹介します。
下表は私が設定している価額予測スプレッドシートの一部です。2022年5月19日に909円下がる(図の❶)予測が立ったので、5月19日の15時前に購入注文を入れました。
[購入タイミングと取得価額の例の表]でも示した通り、購入価額は次の日5月20日の価額(表の❷)になります。
その際の楽天証券の取引明細は下表になります。
この時は50000円分を、[❷=17,459円の単価]でスポット購入しました。
❶:大きく落ちると予測し、購入注文した日
❷:実際にはこの日の価額で購入
運良く❷の日も下落してくれたので、合計1000円以上安く買うことができました。
もし❷の日に900円以上上昇してしまっていたら、高く買うことになるところでしたが、過去の価額増減の傾向(少なくとも過去1年で1日に900円以上上がったことはない)から「上昇に振れたとしても、いきなり900円以上にはならない」と判断し購入しました。
結果的に下チャートのように2ヶ月スパンで見た際、最安値で購入することができました。
もちろん、900円1日で下がるということは、1日で900円上がる日もあるという事ですので、「投資に「絶対」はない 」という原則は忘れずに、購入注文は自己責任にて行ってください。
投資信託運用における便利なツール&サイト
S&P500系投資信託を運用していく際には、
- S&P500がどのような銘柄で構成されているのか
- 為替の変動はどうか
- 長期運用した際の収益目安はどうか
を見れていることが大事です。
それら大事な情報を得られるサイトとツールを、コチラのページにまとめたのでご活用ください。
投資信託 購入タイミングまとめ
このサイトでは、市場が開いている日は毎日基準価額予測を行っています。これを毎日チェックし、「価額がガクンと落ちた」と判断できた時に購入注文を行うと、より効率的なスポット購入ができるようになります。
まとめ
- S&P500系投資信託の基準価額公式発表の、12時間程前に価額予測ができる。
- 海外投資信託は、購入注文を行った次の日の価額が購入価額になる。
- ガクンと下がると判断出来た日に購入注文を行えば、安く買い付けられる可能性がある。
- 購入行動は自己責任で。
基準価額の公式発表の12時間程前に価額が予測できていれば、どう買うのか、どう売るのか、作戦を立てることができるようになります。
この基準価額予測を活用して、効率的で効果的な投資ライフを過ごしましょう!