注文のキャンセル率を下げる方法

 
製作者
頑張って作ったのだから、キャンセルされたくないよ!

という思いの方に「キャンセル率を格段に下げる方法」をお伝えします!
ココナラでのデザインサービスをベースにお話をしますが、どのような状況にも活用可能です。

スキルのフリマ【ココナラ】

この記事を書いた人

はっぱ太郎 instagram  → happa_taro

キャンセルは「勘違い」を防ぐ仕組みを設置することで大幅に防ぐことができます。

抽象的な話ではなく「設置するだけ」で、出品者-購入者間の認識のズレが無くなり、キャンセルに至らなくなります。

実際、僕が自身のロゴデザインサービスにその方法を設置してから今までの約1年間、キャンセル数は0です。

お金も入らないし精神ダメージもあるキャンセル、無くなった方がいいですよね。
この記事がお役に立ったら嬉しいです!

[前提]キャンセルされる理由

 
とある人
なんでキャンセルされちゃったんだろう?

キャンセルされると、そう自問自答してしまいますよね。

実はキャンセルの理由はクオリティの低さ以上に、「イメージしていた方向性の勘違い」により起こります。

特にココナラはメールの文面のみで購入者さんの意図を汲み取らなくてはいけないので、気をつけてヒアリングしないとキャンセルにつながってしまいます。
[キャンセル具体例] 美容院さんからのオーダー

 
美容師

美容院のロゴをオシャレにお願い。
あとはお任せで!

とオーダーいただきました。

 
はっぱ太郎
オシャレ&お任せですね!
では、パッと見で美容院とわかるようにっと・・・

と、思いハサミをモチーフにデザインしました。

サロンのロゴ
※実際の提案デザインとは異なります。

しかし、デザイン案を見た依頼者さんは

 
美容師
(はさみのグラフィックは使わないで欲しかった。)

という想いがありました。そして、

 
美容師
(「オシャレ」の部分に
「はさみは使わないで」の意図を込めたつもりなのに。)

おしゃれの定義は人によって全て異なります。
そして美容師さんの中では[ハサミ≠オシャレ]でした。
結果、

 
美容師
意図と違うんでキャンセルで。

となってしまい、デザイン費全額返金となりました。

これは制作側にとっては、辛いですね。
もちろん、提案を待っていた依頼者さんも時間を無駄にしてしまったことになり、辛いです。

✅キャンセルの原因=“○○のつもり

この「つもり」が発生しにくくなる仕組みを設置し、キャンセルが起こらない環境を整備しましょう。

イメージを正確に共有するために

共有する内容

お互いに“○○なイメージのつもり”、と勘違いし合ってる状態を無くしたいところです。

勘違い状態・キャンセルを無くすために、以下の内容を共有できる仕組みを用意しましょう。

「色んな解釈ができる」イメージに幅がある依頼内容の場合はは、特に幅を狭め、点に近づけていく作業を行いましょう。


希望する類型

ロゴの類型

 

依頼者さんが希望しているデザインが凡そどの類型に当てはまるか、具体的な例を示してお伺いしましょう。


具体的モチーフ

ロゴに使用したい具体的モチーフを伺いましょう

具体的モチーフについて

重要なのは、ここで「使って欲しくないモチーフ」も併せてお伺いすることです。

この質問をすることによって、依頼者さんの頭の中に

 
依頼者さん
そういえば○○のモチーフは使わないで欲しい気がする。

というイメージが初めて湧き上がってくることもあります。

使って欲しくないモチーフも参考に、方向性の幅を狭め具体化していきましょう!


参考イメージ

参考イメージも方向性の具体化にとても役立ちます。

ロゴの参考イメージ1

依頼者さんのウェブサイトなどがあれば、コーポレートカラーや雰囲気がわかります。

ロゴの参考イメージ1

依頼者さんがGoogleなどで検索した参考イメージを送っていただくのも、方向性の具体化に役立ちます。


キャンセル範囲・条件について

キャンセルを無くすためには、キャンセル自体の範囲や条件を共有し合うことも大事です。

例えば以下のようなキャンセル条件を提示することが可能です。

  1. 初回提案直後のみキャンセル可能。
  2. 依頼者さんの都合でのキャンセルは不可。

さらにキャンセル不可の条件を細かく

キャンセル不可条件

  • 「途中で社の方針が変わり、ロゴが必要なくなった」等のお客様都合の場合。
  • 注文内容が「お任せ」の場合。

等、より具体的に設定しておくと、勘違いが減り、格段にキャンセル発生率が低くなります。


[ツール解説アリ]イメージ共有の方法

相互確認の半自動化

イメージの共有にはツールを活用することで相互確認を半自動化しましょう。

具体的に以下のものを活用していきます。

  1. 利用規約の活用
  2. 内容確認済チェックボックスの設置
  3. オーダーフォームの活用

利用規約を作り、その内容がOKかどうかを依頼者さん確認してもらう機能を設置しましょう。
利用規約というと堅苦しく難しそうですが、要は「互いの約束事」です。

例えば以下のような内容を確認できる文章を用意します。

[利用規約概要]

  1. 進行方法
    例「最初に○して、次▲して、そのつぎ□しますよ。」
  2. 納品データ内容
    例「AIと、PDFと、JPGですよ。」
  3. キャンセル範囲 ★キャンセル率低下にはここの具体性大事
    例「初回提案時は無料ですよ。でも、その後はキャンセル料が○%ですよ。お任せの場合、□□の場合はキャンセル不可=キャンセル時のキャンセル料は100%ですよ。」
  4. 修正に関して
    例「○回まで無料ですよー。それ以降は▲円/回ですよ。」
  5. 著作権に関して※
    例「著作権譲渡費は料金に含まれてます。ちなみに、著作人格権は行使しませんよ。」

等 

※著作権に関して下記記事に詳しく書いています。

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著作権は盾であり矛である

を文章等でまとめましょう。

ウェブサイトを持っていたらそこに利用規約を設置してもいいですし、持っていない場合はPDFでもテキストデータでもOKです。

依頼者さんにとって一番わかり易くアクセスし易いのは、利用規約とオーダーフームのチェックを一緒にできる仕組みが整った形です。

規約の中のチェックボックス

オーダーフォームの最後に、利用規約の内容を確認してもらうためのチェックボックスを設置しましょう。

その際、チェックボックスは必ず必須項目にしましょう。

オーダーフォーム

jotformエレメント1

オーダーフォームを設置し、その中に前述した下記の[共有する内容]を確認できる方法を設置しておくとスムーズです。

オーダーフォームの作成は、設置簡単でデザインも美しいJotFormがおすすめです。

上記の[共有する内容]、[内容確認済チェックボックス]ともに、簡単にJotFormで設置できます。

JotFormの概要や利点は以下の記事をご参照ください。

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jotform紹介

 

ココナラのキャンセル時評価入力条件

ココナラではキャンセル時の評価入力条件が、状況別に細かく設定されています。

キャンセルに関して、そのほか付随するレギュレーション等はのココナラ ウェブサイト最下部フッターの[よくある質問]からもご確認いただけます。

ココナラのキャンセル時の評価入力条件

[ココナラ]キャンセル時の返金

返金の金額や条件については出品者の方で設定もできます。

ただし、返金に特化したシステムをココナラが用意しているわけではないので、出品者自ら返金用の方法を整えておかなくてはいけません。

大まかに以下の2方法に分けられます。

  1. 出品者が設定した100%返金条件を満たした上でのキャンセルの場合。

  2. ○%のキャンセル料をいただいた上でのキャンセルの場合

100%返金条件を満たした上でのキャンセル

依頼者さんと協議し互いの認識を整えてから、ページ下部の「 取引をキャンセルリクエストする」を押しましょう。

ココナラのキャンセル方法

依頼者さんがOKをしたらキャンセルが成立し、購入金額の100%が依頼者さんに戻ります。

○%のキャンセル料をいただく場合

キャンセル費支払い用新規窓口をつくる。

というのが今のところ唯一の方法です。

ココナラには一部返金という機能がないので、その購入者さんのためだけに、キャンセル用窓口を新規創設しなくてはいけません。

例えば製作費10万円、キャンセル費50%、の場合

  1. 5万円の新規サービスを作成
  2. 5万円サービスを購入してもらい
  3. 10万円トークルームをキャンセル
  4. 5万円サービスの完了処理→出品者に支払われる

上記の処理を行います。これで、依頼者さんに5万円戻り、出品者に5万円入る形になります。

キャンセル可サービスはオーダーされ易い

キャンセル可能条件をハッキリさせて、購入ハードルを下げてあげましょう。

インターネットで事業にまつわる製作を依頼することは、まだAmazonで物買うほど気楽ではありません。

 
購入検討者

どんなものが提案されるかちょっと不安

となっている時、同等レベルのサービスを謳ってる以下のような2者がいたら

 
A
キャンセル、初回提案直後なら無料です!
 
B
(キャンセルに関する記載なし)

前者の方を選びたくなりませんか?やり取り中も優しい感じがしますしね。

まとめ

  • 事前確認を行えば、勘違いが減り、キャンセルは減る
  • 事前確認にはツールを使うと聞き漏れがない
  • 事前確認内容はより具体的に

出品者ー依頼者の見ている方向を“最初に”一致させておけば、劇的にキャンセル率は減ります!

試して見てください!

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はっぱ太郎近影はっぱ太郎

 

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